機関誌table

table-vol.24_京都競馬場 /木もれびテラス_2026 05

建築主/日本中央競馬会

設計・監理/安井建築設計事務所
監理/JRAファシリティーズ
施工/内田組
敷地面積/598,081.75㎡
建築面積/ 1,521.40㎡
延床面積/ 965.08㎡
規模:S造 一部 木造(CLTパネル)、地下0階、地上1階
着工2024年6月 竣工2025年 9月

「木の温もりや自然に溢れ、誰もが心地よく過ごすことのできる居場所」
京都競馬場の木もれびテラスは、競馬ファンだけでなく、子どもやファミリー層も含めた「誰もが楽しめるエリア」を整備するために計画された休憩施設です。
軒天に採用したCLTや大屋根による日影空間、既存樹木による緑など、木の温もりや自然に溢れ、誰もが心地よく過ごすことのできる居場所を創り出しました。
「木に包まれた空間の演出と構造的合理」
軒天に採用したCLTは、屋根面の面内剛性を確保し、水平ブレースを省略する役割も果たしています。トイレ棟の壁にはCLTパネル工法を採用し、引張ボルトやせん断金物は壁内に納めることで、CLTの面を綺麗に魅せる工夫を施しました。
「競馬の歴史や文化について興味が広がる仕掛け」
既存樹木を避けながら配置した建物形状は、競走馬の父方の家系を示した図・サイアーラインを彷彿させるような計画としています。軒天のCLTに刻んだ名馬のサインにより、競馬の歴史や文化について興味が広がる仕掛けを施しました。
「木もれびテラスから溢れだす賑わいが人やまちを元気にする」
子どもが安心して遊ぶことのできる場、地域の親子が憩う場など、誰もが心地よく、楽しく過ごすことのできる場を創り出しています。木もれびテラスから生まれる様々な賑わいが京都競馬場全体をより活性化させ、人々に楽しい記憶を遺し、また訪れたくなるような気持ちを醸成していくことを期待しています。

(安井建築設計事務所 橋本和典 原 正二郎 宮武 慎一 中村 理恵子 三井 貴裕 宮永友莉子 塩崎和則 上阪直樹 渡邊翔太 高野 直樹)

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