『三栄建設鉄構事業本部新事務所』見学会・セミナー実施報告書
- 2023.08.30
- 活動報告
掲載報告:2023年8月14日
主催:(一社)日本インテリアプランナー協会 関西
共同主催:日本インテリア学会 関西支部
後援:日本インテリアデザイナー協会
担当:(一社)日本インテリアプランナー協会 関西 事業交流委員会
『三栄建設鉄構事業本部新事務所』見学会・セミナー
◆実施日時:2023年8月4日(金)15:00~17:00
◆実施場所:三栄建設鉄構事業本部新事務所 大阪市大正区南恩加島6丁目2-21
◆参加者人数:32名 (正会員14名、一般9名、学生9名)
◆セミナー講師:(株)竹中工務店大阪本店 設計部設計第5部門 設計2グルーブ長 瀬山允博様
◆会費:JIPAK会員・日本インテリア学会員 1,500円/会員外2,000円/学生 500円
◆時問割
14:50 三栄建設玄関ホール集合・出欠確認・参加費徴収
15;00 3階会議室にてセミナー開始
15:45~ 館内見学会(瀬山様の誘導・説明による)
17:00 3階会議室に再集合し質疑応答
17:30 セミナー終了⇔1階玄関ホールにて集合写真撮影⇔解散
見学会終了後 JR大正駅付近の店舗にて交流会を開催(有志13名参加)
開催概要
JIPAK事業交流委員会では、第7回インテリアプランニングアワード2022に入賞されました、三栄建設鉄構事業本部新事務所のセミナー・見学会を8月4日に実施しました。株式会社竹中工務店大阪本店設計部小幡剛也(※代表設計者)/瀬山充博/田中盛志様が、設計担当されました。
この見学会の共同主催者は日本インテリア学会関西支部 中村孝之支部長)。セミナー開始に先立ち、JIPAK小梶会長から挨拶をして頂きました。参加した9名の学生や、9名の会員外の参加者へも、我々の活動内容への理解を深めるような内容でした。事業交流委員長が司会を務め、設計担当者の瀬山允博様によるパワーポイントを用いた説明が、開始されました。
延床面積4,710㎡、構造/規模:鉄骨造/地上3階の規模で、自社建築鉄骨製造工場の敷地内にあり、前面道路に南北に接しており、設計テーマは「繋がりを生むジオメトリーによる新しい関係性」です。本建物は、鉄骨ファプリケーターである建築主が工場移転と規模拡大に伴って新築した事務所ビルで、3次元のボロノイ分割という幾何学を空間構成に採用し、立体的・多面的な繋がりを生み出すことで、部署を超えたコミュケーションの活性化・効率化を狙っています。
内部空間を支える複雑な架構は、可能な限り鉄で造り、現しの建築表現とすることで、建築主が持つ、鉄骨加工の高い技術力が、体感できる建物となっています。3階から順次この空問を視察し、1階まで降りた後、外部へ出て、西面のファサードを確認しました。大型ガラスやパネルが幾何学的な立面デザインを構成しています。
(※ 画面下まで表示されない場合は、更新頂くと解消されます。)
小休止後、 3階の会議室に戻り、15分問の質疑応答の時間に入りました。
3名の建築設計事務所経営者、建築BIMコンサルタント、大学教員等からの技術的な質問が出て、
瀬山様からは、詳細な回答がなされました。とても充実したセミナー・見学会となりました。
尚、この建物の受賞歴は第63回(2022年) BCS 、第31回AACA 奨励賞、 2020年照明普及賞、
2021年度日本鋼構造協会業績表彰業績賞、第65回大阪建築コンクール大阪府知事賞などです。
以上。(報告者:事業交流委員会委員長 来海素存)