活動報告

【報告】インテリアプランニングアワード2025受賞作品見学会


IPA2025受賞作品見学会

入選作品:ヒルトン京都 

■日時:2025年12月10日(水) 14:00~15:00

■集合;13:50 現地ヒルトン京都1階ロビー

■参加者:4名+企業会員2名

■会費:会員2000円、会員外2500円

*今回、都合により見学人数が少数となっていますので、 11月31日(日)締切の後 参加者については抽選で決定。

なお、ヒルトン京都見学後 引き続きゲートホテル京都高瀬川(旧立誠小学校跡地)の客室及びパブリックの見学(15:30~16:30ぐらい)を開催

事業交流委員長 来海素存

●ヒルトン京都 https://www.hilton.com/en/hotels/itmhihi-hilton-kyoto/?SEO_id=GMB-APAC-HI-ITMHIHI
奥深い装いで京都らしさを演出する『ヒルトン京都』は竹中工務店の設計・施工でインテリアは橋本夕起夫デザインスタジオが担当しました。河原町通に面し、世界中から集客のあるフルサービスのホテルで、IPA2025で入賞しました。京の路地に見立てた奥深いアプローチを通り、組紐で包まれた大空間のレセプションへゲストを導きます。最上階のラウンジに坪庭を取込み、屋上に東山を一望するテラスを設けることで、四季を感じる京都の景色に出会えます。これらのおもてなしの空間を包み込むように、陰影と風合いのある外装を纏わせました。
地下2階・地上9階、延床面積 25,684㎡、2025年照明施設賞
建物所在地⇒ ヒルトン:中京区下丸屋町416番地

  • 2022年に逝去された橋本由紀夫氏がデザイン監修を務められた、同氏の「遺作」とも言えるプロジェクトです。 フロントロビーの壮大な吹き抜けには、京都の伝統である「機織り」をモチーフに、スチールパイプに織物を巻き付けた「コイリング」の手法が用いられ、空間を華やかに彩っていました。

    また、客室階の廊下においては、パイプスペース(PS)の機能を確保するため、柱芯から大梁を廊下側へずらすという画期的な構造計画がなされており、意匠と機能の両立に向けた創意工夫を学ぶことができました。 客室内は、一見すると化粧単板の練付に見える箇所にも、木調ビニルクロスや木調のメタカラー(金属下地材)を巧みに採用。不燃性能や耐久性を担保しつつ、コストバランスと上質な質感を見事に両立させたディテールは、大変参考になりました。

●THE GATE HOTEL 京都高瀬川 BY HULIC https://www.gate-hotel.jp/kyoto/
『THE GATE HOTEL 京都高瀬川 BY HULIC』は京都の四条河原町に2020年7月21日開業しました(設計・施工:竹中工務店)既存棟の2、3階、新築棟の2~8階にはヒューリックホテルマネジメント京都が運営するシティホテルが入っています。客室は全184室で12タイプの部屋が用意されているので飽きが来ない形態になっているように感じます。施設全体としては立誠ガーデンヒューリック京都という名称で、1階には店舗や図書室があり自由な往来が可能です。地下2階・地上9階、延床面積 25,684㎡、2025年照明施設賞
建物所在地⇒ 京都高瀬川:中京区蛸薬師通河原町東入備前島町310-2

  • 京都四条河原町に位置し、旧立誠小学校の校舎を保存再生した既存棟と、増築棟を一体化させたホテルです。かつての「自彊室(じきょうしつ)」も当時の趣を残したまま保存され、現在はヨガルームや催事場として有効活用されています。 最上階(フロントロビー階)のバーは、上海の「The Puli」を彷彿とさせる洗練されたデザインで、松ヶ崎から東山へと続く山並みを一望できる絶好のロケーションを最大限に活かした空間構成となっていました。また、暖炉のあるパティオやラウンジでは、焚き火の炎と音に包まれる
    贅沢な時間を体験できる空間となっています。屋外の芝生広場は宿泊者以外の人も利用でき、若者たちでにぎわっていました。

ページトップへ